空から見ればつながっている 三重と京都の定住自立圏をヘリで見学

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 宇宙から地球を見れば“国境”は見えない。上空から日本を見下ろしても県境や町、村の境は見えない。だから行政で区切られている近隣の町や村の人びとが同じ土地の住民という一体感を持つのは自然なことだ。全国的にも珍しい3府県をまたいだ定住自立圏を形成している三重県と京都府の一部地域で、圏域上空(約100キロ・45分)をヘリコプターで周回飛行する「空からの圏域見学体験事業」(伊賀市)を12月23日に実施する。

 古くから交流のある三重県伊賀市、京都府笠置町・南山城村・奈良県山添村では、定住自立圏として、「水と歴史でつながる」をテーマにさまざまな取り組みをしている。東海圏と関西圏の境に位置し、淀川水系の一つである木津川が流れ、周囲を山々に囲まれた自然に恵まれた地域。古くは都と隣接し、今では中部圏と近畿圏を結ぶ交通の要所として人々の移動や交流が盛んで、さまざまな面でお互いのつながりや結びつきが強い。周回飛行は、幼少期から圏域住民としての一体感を養うのが目的。

 募集人員は20人で無料。申し込みは専用フォームから12月10日まで。

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