コロナ禍が収束しつつある中、日本のインバウンド需要も回復基調にある。日本通の外国人の中には、自分の名前を当て字にした千社札などを作ったり、タトゥーをしたりしている人も。しかし、例えば、“Michael”という名前は、「マイケル」とも「ミッシェル」とも読めるので、自分の名前の正しい読み方の漢字があるとは限らない。そこで、Michael & Michael(マイケルアンドミッシェル・東京)は、外国人が自分だけの特別な漢字名を作成できる「My name is」のα版をこのほど公開した。
日本を訪れる外国人が増える中、彼らの名前を日本独自の形で表現し日本文化をより深く理解してもらうことが目的。外国人の名前をWEBサイト上で音声入力、「ひらがな」に変換し、変換した「ひらがな」を好みの漢字に変換するサービス。デザインで選択して予想外の意味になってしまうことを防ぐため、漢字を選ぶ時に漢字の意味も表示するので、好きな意味の漢字を選べる。
アプリのインストールは不要で、インターネットがつながる環境であれば、いつでも世界中からアクセスできる。また、作成した漢字名を、刺しゅうショップ「Japanese Embroidery」でTシャツやキャップ、キーホルダーなどの刺しゅう製品にして購入することもできる。現在、音声変換で選択できる文字は1文字単位となっており、今後は生成AIの活用も検討し、システムの使いやすさの向上を目指していくという。