日本酒造りの聖地、兵庫県の「灘五郷(なだごごう)」の歴史と文化を体感できるイベント「灘の酒 meets TOKYO.NIHONBASHI」が1月11日(土)、東京・日本橋の江戸桜通り地下歩道で開催される。兵庫県の神戸市・西宮市の沿岸部にある日本酒の酒蔵を統括する「灘五郷酒造組合」(神戸市)と、神戸市・西宮市が主催。
江戸時代後期、六甲山からの自然の恵みを生かした技術革新により、現代の酒造りの礎を築いた灘五郷。その品質の良さから、樽廻船(18世紀に広まった大阪―江戸間を酒専用で運んだ廻船)で運ばれた「灘の酒」は、江戸で人気を博した。灘五郷の酒蔵では今も当時と変わらぬ製法で日本酒が醸造され、清酒生産量日本一を誇っている。
今回のイベントでは、灘五郷の20社から43種類の日本酒を取りそろえ、首都圏の人たちに試飲や購入の場を提供。「灘の酒ファン」を増やすことを目指している。参加費無料。試飲には有料の試飲チケットが必要。酒の試飲・販売は20歳以上。会場の江戸桜通り地下歩道(東京都中央区日本橋室町2-2-1)は、東京メトロ三越前駅・A6出口から徒歩2分。開催時間は11時~17時(販売は16時30分まで)。