旅好きなライターたちが、実際に活用している旅の裏技や愛用品、便利グッズなどを紹介する当連載。第40回目の今回は、韓国のタクシー利用について。日本より料金も安いので、観光のときにはタクシーを利用するのも便利です。韓国語が話せなくても、配車アプリならばあらかじめ行き先を登録した上で手配できるので安心。カカオタクシー(Kakao T)とUber、2つの配車アプリを使ってみた筆者が、タクシーの呼び方や乗り方、料金相場、クレジットカードでの支払いなど、ちょっとした疑問にもお答えします!
韓国でタクシー乗るなら配車アプリが便利!
韓国では、地下鉄やバスなど、公共交通機関を利用して充分観光できますが、急いでいるときや行きたい場所が駅から離れているときに便利なのがタクシー。韓国は日本に比べるとタクシー料金も安めなので、利用しない手はないです。
筆者のリサーチによると、主に利用されている配車アプリはカカオタクシーとUberとのこと。Uberは日本でも利用しているアプリが、韓国でもそのまま使えます。タクシーを利用したいときにすぐ配車できるように、カカオタクシーも事前にダウンロードしておきました。あらかじめアプリを入れておけば、いざ現地で使いたいときに慌てません。
カカオタクシー(Kakao T)の使い方
カカオタクシーは、韓国で最も利用されている配車アプリで、韓国全土でタクシーを呼ぶことができます。目的地を設定すると、予想所要時間と料金が表示されるので安心です。
アプリの利用には、カカオアカウントが必要になるので、まずはアカウント作成が必要。
カカオタクシーのアプリ登録方法
1.アプリを開き、「カカオアカウントで始める」をタップ
2.アカウントがない場合は、「新規登録」を選択し、指示に従って登録
3.電話番号の認証時は、日本の国番号「+81」を選択し、最初の「0」を除いた番号を入力する
アプリ内の「マイ情報」から「言語設定」を選択し、日本語を設定できます。タクシーの呼び方は以下の通り。
タクシーの呼び方
アプリのホーム画面で「タクシー」を選択
出発地と目的地を設定。地図上で選択するか、検索バーに入力する
目的地を設定すると、ルート、予想所要時間、予想料金が表示される
「呼び出し」をタップすると、近くのタクシーが配車される
配車が確定すると、運転手の顔写真、車両ナンバー、到着予定時間が表示される
注意点として、目的地の入力は韓国語または英語で行う必要があるので、筆者はGoogleマップから韓国語の住所をコピペして利用しました。
支払い方法は、現金、クレジットカード、アプリ内決済が利用できますが、アプリ内決済は韓国のクレジットカードしか登録できません。日本のクレジットカードは、一部の車両で利用できない場合があるようなので、支払いはT-moneyカード(日本でいうSuicaやPASMOのような交通系ICカード)を使うのが確実です。
カカオタクシーは配車依頼するときに決済手段を選択する必要があるのですが、T-moneyカードで支払う場合は「別の決済手段(直接決済)」を選びます。日本のクレジットカードを使いたい場合は、念のため乗るときに確認したほうがよいでしょう。
カカオタクシーで出発地・目的地を設定すると目安の所要時間と配車可能なタクシーの種類、料金が表示される
カカオタクシー配車可能なタクシーの種類
ブルーパートナーズ:即配車されるタクシーで、急ぎの人におすすめ
ベンティ:5人乗車可能な大型タクシーで、荷物が多い人や空港からの移動におすすめ
一般呼び出し:最も一般的で、数も多く、安価に利用できる
模範:黒塗りの高級車で、サービスがよく、日本語が通じる運転手もいる
筆者は一般呼び出しのタクシーを利用。所要時間33分ほどの距離で、料金は16,400ウォン(日本円で約1,624円)なので安い! 配車依頼すると、ドライバーの情報や、車両ナンバー、到着予定時間が表示されます。
カカオタクシー
[Apple][Google]
Uberの場合は?
© DenPhotos / Shutterstock.com
日本で使っているUberアプリをそのまま韓国でも使えます。目的地も日本語で検索できました。支払いも、登録している日本のクレジットカードでそのまま決済できるので、日本で使っている感覚と変わらず利用できます。
Uberでは、40分乗車して支払いは17,000ウォン(日本円で約1,683円)でした!
Uber
[Apple][Google]
両方使ってみた感想と注意点
カカオタクシーは今回初めて使ったので、使用方法にとまどいましたが、使い慣れているUberとさほど変わらず利用できました。支払いもT-moneyカードでピッとすればOK。Uberと比較すると、決済手段を選択するひと手間がある程度。Uberは日本と同じように使えたので便利でした!
平日の朝9時前にカカオタクシーで配車しようとしたところ全くつかまらず、Uberで配車依頼をするとあっさり手配できた、ということもあったので、2つのアプリを用意しておくと便利だなと感じました。
タクシーがつかまりづらい場所や時間などもあると思うので、時間に余裕をもって配車依頼するのがおすすめです(カカオタクシーは乗車の30分前なら配車予約もできる)。
また、ソウル市内の道路は結構渋滞するので、配車アプリに表示される目安の所要時間より余裕をもってプラス15分ほどみておくと慌てずに済みます。
配車アプリを使って、韓国で便利にタクシーを利用してみてくださいね。
日本円の価格は2025年4月時点のレートで計算しています。
©︎Chika
TABIZINE
TABIZINE(タビジン)は旅と自由をテーマにしたライフスタイル系メディアです。
旅の情報や世界中の小ネタを通して、旅に行きたくてたまらなくなる情報や、
日常に旅心をもてるようなライフスタイルを提案します。