イシノマキマンをご存じだろうか。2015年8月に誕生した宮城県石巻市のご当地ヒーローで、感動をエネルギーに3段階に変身するという。誕生の目的は宮城県石巻市のPRだが、その使命はそれだけではない。
東日本大震災からの復興を目指す中、極限状態でも笑顔で頑張っている人々の姿から感動が生まれた。たくさんの温かいエールが被災地に届いた。名前も顔も知らない人と、どこかでつながり、「感謝」や「感動」というエネルギーが生まれた。 そう、人は感動することで強くなり、「誰でも強くなれるパワーを持っている」。それを、「イシノマキマン」は伝えたいのだ。不安で負けそうな時に少しでもピンチを乗り越える力になりたい、そんな思いを持つ石巻市の非公認キャラクターは、今年の8月1日に10周年を迎える。
そこで株式会社ビヨンド(宮城県石巻市)は、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」でイシノマキマンの防災縫いぐるみプロジェクトを開始した。イシノマキマンはかわいいルックスで、強そうには見えないけれどヒーロー。弱い者の味方でなければならない。だからコンセプトは、一緒にいる誰かをいざという時に寄り添い助けることができる縫いぐるみ。防災アイテムとして実際に役立つように、停電時などに暗い所でほわっと光る加工が施されている。また、頭部のブーメランの中に小さな防災ホイッスルを内蔵。閉じ込められた際などに助けを呼べる。さらに、抱きしめる(ボタンを押す)と「大丈夫。落ち着いて!」「一緒に頑張ろう!」などの安心メッセージが流れる。ほかにも、小型のLEDライトを内蔵し、小さな収納スペースもある。
本来縫いぐるみが持つ癒やし効果だけでなく、防災グッズとしても役立つ。そんなプロジェクトとご当地ヒーロー「イシノマキマン」にぜひ注目して!