カルチャー

20世紀北欧デザインの巨匠、スティグ・リンドベリ展 日本初公開の作品を含め、貴重なプライベートコレクションを約300点展示

 

 スウェーデンの陶芸家、デザイナーのスティグ・リンドベリ(1916~1982)は現在もなお、20世紀を代表するデザイナーの一人として、世界中の多くの人々に愛され続けている。スティグ・リンドベリがデザイナーとして活動を開始した1930年代後半のものから晩年の1980年代初頭までの約300点の商品を展示する「20世紀北欧デザインの巨匠 スティグ・リンドベリ展」が、東京と大阪で開催される。8月21日(木)~9月7日(日)が日本橋高島屋S.C. 本館8階ホールで、9月10日(水)~9月21日(日)が大阪高島屋 7階グランドホールでの開催。スティング・リンドベリ展実行委員会が主催。

 スティグ・リンドベリは、1937年にスウェーデンの磁器メーカー グスタフスベリ社にデザイナーとして入社。機能性とは何か、調和や美とは何かを追求し、独創的なアイデアを生かして新しい表現方法に挑戦して生み出したデザインは、没後40年以上を経た今でも、同社を代表する商品として人気を集めている。

 同展には、日本初公開の作品も含めて約300点が集結する。展示作品はすべて、スティグ・リンドベリの遺品と家族が所蔵する貴重なプライベートコレクション。代表作のテーブルウエアのほか、人気が高いファイアンスや一点もののアートウエア・フィギュア・テキスタイルなどの展示を通し、スティグ・リンドベリの多彩なデザインの魅力を紹介する。また、日本への愛情をはぐくみ、日本人と多くの交流を持ったリンドベリが手元に置いていた日本の品々や、日本の美にインスピレーションを得て制作した作品を展示する。

 入場料(税込み)は、一般1200円(1000円)、大学・高校生1000円(800円)、中学生以下無料。()内は前売り料金。前売り券はローソンチケット、セブンチケット、イープラスで8月20日(水)まで購入できる。