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世界へ羽ばたく「佐賀アジアドリームズ」 各国代表選手を中心に9カ国の野球選手が所属、9月27日にはシーズン報告会も

 

 佐賀県の武雄市・嬉野市を拠点に活動する独立リーグ球団「佐賀アジアドリームズ」(NEO ASIA JAPAN・佐賀県嬉野市)に所属する選手が、各国の代表選手に招集され、それぞれ帰国の途についた。

 2025年シーズンの成果を振り返り、9月27日(土)には、地元でシーズン報告会も開催される。会場は、ホームタウン嬉野市の中心部にある公衆温泉と歴史ある温泉旅館を改装した喫茶。来シーズンの展望を語り合った後は、嬉野温泉を満喫できる。

 佐賀アジアドリームズは、アジアの野球途上国の代表選手を中心とした9カ国の選手たちが所属する佐賀県初のプロ野球チーム。今シーズンは、インドネシア、スリランカ、フィリピン、カンボジア、パキスタン、タイ、ベネズエラ、ドイツ、日本の選手たちが集結。海外出身選手たちは、単身来日し言葉や文化、宗教も違うチームメートと共同生活しながら日々、野球のレベル向上に励んでいる。2025年シーズンは、武雄ひぜしんスタジアムでホーム最終戦を終えた。海外出身選手のうち、ムシャラフ選手、ファイサル選手はパキスタン代表に、カフチェンスキー選手がドイツ代表に選出され、野中寿人ヘッドコーチはパキスタン代表監督に任命された。契約更改を済ませた選手は各国で自主練を行い、来シーズンの開幕に合わせて再来日するという。

 パキスタン代表に選出された2人と野中ヘッドコーチは、9月22日(月)から中国で始まった「第31回 BFA アジア選手権」に参加。同じく代表に選出されたドリームズ所属のフィリピン出身選手や日本代表選手を相手に、パキスタンの国旗を背負って戦う。

 来シーズンの展望を語り合う報告会は、9月27日16時~嬉野温泉公衆浴場シーボルトの湯2階で開催する。その後の懇親会は、選手を交えて参加者と交流を深める。報告会は無料、懇親会は税込み6000円。参加申し込みは専用フォームから行う。