カルチャー

世界トップレベルの生物保全の取り組みを発表「第8回 生物多様性みどり賞受賞者プレスカンファレンス」

 イオン環境財団は9月18日、国連のSDGs週間を前に、第8回生物多様性みどり賞受賞者紹介プレスカンファレンスを実施した。2024年度みどり賞受賞者2名がカザフスタン、ペルーから来日し、それぞれの取り組みについて紹介した。
 ヴェラ・ヴォロノヴァ氏は、カザフスタン生物多様性保全協会の代表として、複数国の政府や自然保護団体と連携し 中央アジア全域における種の回復、保護区の創設、自然保護法の整備を行うなど、国境を越える移動動物の保護に貢献している。
 イサベル・アグスティナ・カルデロン・カルロス氏は、ペルーの環境財団「スマック・カウサイ」の創設者兼CEOとして、女性生産者の支援や植林などによる生態系の回復、花粉媒介者の減少を食い止め、回復させる保護活動などを行っている。
 イオン環境財団理事長岡田元也氏は「みどり賞は国、企業等大きな組織ではなくイノベーティブな個々人の活動に常に注目してきた。今後もそのような方々を世界で見出しサポートして、生物多様性の回復・保全に貢献できればと思う」と述べた。