サクッとコンビニで購入する一杯のコーヒーが、寄付につながる。ファミリーマート(東京)は、FAMIMA CAFÉの「モカブレンド」「アイスモカブレンド」の販売数に応じて、エチオピアの子どもたちの教育環境の改善のために寄付される取り組みを、10月14日(火)から沖縄県を除く全国の約1万6000店でスタートする。今年は新たにコーヒー農園への苗木寄付の取り組みも実施する。
「モカブレンド」は、最高等級豆を100%使用し、エチオピア イルガチェフェ産のモカ豆を60%配合したスペシャルティコーヒー。だが、コーヒー豆生産地では、気候変動、病害や虫害による生産量の低下、経済的苦境による生産者の減少などさまざまな問題を抱えている。エチオピアでも経済的に余裕がない生産者は、満足な教育を受けられない状況にある。また、適切な農法の知識が不足しているために生産性が上がらず、収入も増えない悪循環となり、農地の放棄や生産者減少につながっている。持続可能なコーヒー豆の生産を実現するためには、生産者への適切な教育支援が必要だ。
ファミリーマートでは2024年4月~6月初旬までに販売した「モカブレンド」「アイスモカブレンド」1杯につき1円を寄付、同年10月にはエチオピアのモカ豆生産地にあるベレラ中高等学校に対し、トイレ4室のほか、教科書700冊、ノート2500冊を寄付した。今年も、10月14日(火)~12月15日(月)の販売杯数に応じてエチオピアの学校への寄付を実施する予定。
また、「ファミペイ払いでいいこと」キャンペーン(10月9日~11月30日)期間中、店舗での会計時に「ファミペイ」で支払うと、その売り上げの一部がエチオピアへの苗木寄付に充てられる。