京都の奥嵐山にある「星のや京都」(星野リゾート・長野県軽井沢町)で、初日の出船や雅楽など、特別なひとときを過ごせる冬の催しが12月1日(月)~2026年3月31日(火)の期間、開かれる。大堰川(おおいがわ)を臨みながらの朝の写経、芽吹きの華道体験。静寂に包まれて自身と向き合うぜいたくな冬の滞在がかなう。
一年の締めくくりには、特製のだし汁で年越しそばを味わい、元旦は早起きして宿泊者専用の送迎船に乗り、初日の出を見に行く。混みあう渡月橋周辺から離れ、静かな川の上からご来光を眺めることができる。一年を祝う鏡開きや雅楽の演奏など、この時期にしかない特別な催しを楽しめる。
大堰川にせり出すように作られた「空中茶室」では、墨の香りに包まれながら写経を無料で体験できる(2026年1月5日~1月14日、7時30分~8時30分)。墨が和紙に染みわたる音や、筆の動きに意識を向けることで、自然と心が落ち着き自分と向き合う静かな時間が流れる。写経後は一服ずつ丁寧に立てた抹茶を味わい、穏やかな一年を始めるのにふさわしいひとときを過ごせる。
華道体験(2026年2月5日~3月5日、14時~16時)では芽吹きを表現する。冬の終わりと春の始まりの「間(あわい)」に、生命の本質やありがたみを感じながら興じることができる。料金は税込み9万750円、1組2人まで。予約は公式サイトで14日前まで受け付ける。










