高知県の伝統素材である「土佐和紙」と「土佐漆喰(しっくい)」を使用し、第一線で活躍する伝統職人・アーティストと子どもたちが共同制作した作品群を発表する巡回展示(GradationDesign・東京)が、高知の玄関口、高知龍馬空港からスタートした。空港では2026年1月13日(火)まで展示され、その後1年をかけて高知県内のさまざまな施設を巡回する。
たとえば「漆喰壁画アート」は、どれも子どもたちが自由な発想で描いた下絵をベースに、職人の技術と感性で仕上げられた“一点もの”の作品。土佐和紙特有の柔らかな質感と、漆喰の力強い白の表情が響き合い、伝統でありながら現代的なアートとして生まれ変わっている。ただの展示ではなく、子どもたちが地域文化の担い手となり、自分たち自身の手で「郷土の未来」を描くプロジェクトの一つで、来年に控える「よさこい高知文化祭2026」に向けた機運醸成を目的としている。入場無料。










