カルチャー

研究と演奏でひもとく三線の未来 ヤマハが沖縄三線文化継承プロジェクトに参画、コンサートを開催

 海や空の青さと同じくらい、沖縄を全身で感じられるのが三線(さんしん)の音色。どこにいても、三線の演奏を聴くだけで心は沖縄に持っていかれる。でも伝統を代々受け継いで残していくには努力が必要だ。東京のヤマハホールで3月28日(土)14時~16時30分、レクチャーコンサート「しまの音 -研究と演奏でひもとく、三線の未来-」が開催される。ヤマハ(静岡県浜松市)が沖縄三線文化継承プロジェクトで進めてきた共同研究の紹介とともに、次世代を担う実演家たちの演奏を楽しめる。

 沖縄を象徴する伝統楽器・三線には、職人の後継者不足や、材料である黒檀(たん)の枯渇のほか、製造や流通の面でも多くの課題がある。現状に危機感を抱いた沖縄県三線製作事業協同組合(三線組合)が中心となり、2023年に科学的な視点で三線の特性をひもとく「沖縄三線文化継承プロジェクト」がスタート。ヤマハは、三線組合の呼び掛けに賛同し、楽器と感性研究のプランニング、技術提供という立場で参画している。三線を取り巻く課題を解決し文化を継承するため、材料や楽器の振る舞い、演奏に関わる感覚・技能や表現など、多角的なテーマに取り組んでいるという。

 レクチャーコンサートでは、プロジェクトの一環として、これまで進めてきた研究成果を発表。専門家による解説を交えながら次世代を担う実演家たちが沖縄三線の演奏を披露する。三線をとりまく文化や音色の多様さを、研究と演奏の両面から体感できる機会になる。

 全席指定で料金は税込み5000円。購入はチケットぴあで販売している。