カルチャー

新宿、渋谷、目黒区の坂を歩く 「坂タモリ」シリーズ待望の第2弾が登場

 「意外に変わってない江戸のはずれの坂道に、歴史の面影を探して、108坂撮りました」とタモリさん。3年半かけてタモリさんが撮り下ろした108坂の集大成、『お江戸・東京 坂タモリ 新宿・渋谷・目黒区編』(ART NEXT、税込み1980円)が、このほど発売された。東京の坂道を愛し、その魅力を広める活動を続ける日本坂道学会は、この中で「新宿・渋谷・目黒区の名坂番付」を初めて発表している。

 同学会(山野勝会長)が名坂の条件として重視しているのは4点で、「急であること」「湾曲していること」「江戸の情緒が残っていること」「名前に由緒があること」。番付は、同学会副会長であるタモリさんが3年半の歳月をかけて新宿・渋谷・目黒の108坂を踏破・撮影した記録をもとに、江戸時代から続く坂道文化の観点から選定したものだという。

 タモリさんの「推し坂」5選は、江戸の庶民文化を色濃く残す急勾配の「なべころ坂」(目黒区)、荒木町の入り組んだ地形「異界感」を生む「茗荷坂」(新宿区)、朝日が差し込む瞬間の階調が絶品の「安養寺坂」(新宿区)、地形の面白さと目黒の風情が凝縮された「太鼓坂」(目黒区)、そして源義経ゆかりの伝説が息づく「勢揃坂」(渋谷区)だという。