冬で日焼けが気になるといえば、スキー、スノボーを楽しむ時くらい──そう思いがちだが、実は季節に関係なく日焼け止めを使っている人が多い。ナリス化粧品(大阪市)がこのほど実施した調査でも、その実態が浮き彫りにされた。実施期間は2023年11月6日~12月24日で、15歳~44歳の女性2200人が回答した。
まず、日焼け止めの使用で最も多く使用している部位は「顔」で83.2%、続いて多かったのが「腕」で75.7%だった。3位は「手の甲」で69.6%となり、顔に日焼け止めを使用している人のうち42.5%が、「季節を問わず、年中使用している」という。これを年齢別でみると、顔で多いのは35歳~39歳(47.5%)、40歳~44歳(46.5%)の年齢層。腕は20歳~24歳(13.3%)、25歳~29歳(14.9%)の年齢層がそれぞれ多かった。
日焼け止めを使用している女性375人に、日焼け止めの塗り直しについて質問すると、「日焼け止めを塗った部位はいつも塗りなおしをしている」(23.7%)、「顔だけ塗りなおしている」(19.2%)が多い。日焼け止めを塗りなおしていたのに、日焼けをしてしまった経験が何度もある人が50.9%と半数を超えた。
一方、日焼け止めを使用する時の気分では、「焼けたくないので仕方なく塗っている」が33.1%で1位となったが、「スキンケアの一環だと思って前向きに使用している」(24.5%)、「塗った方が、肌がきれいに見える」(11.7%)なども目立ち、日焼け止めを前向きに使用している人が多い様子だ。