あのクルマにもう一度乗ってみたい──そう熱望する、往年の名車に乗りたいドライバーが多いのではないだろうか? そこで、「旧車王」を運営するカレント自動車(横浜市)は旧車に興味のある男女208人を対象に、復活してほしい車種に関するアンケートを実施。調査期間は1月19日〜1月29日。
ずばり「すでに販売が終了してしまったが、復活してほしいと思う車はあるか?」との問いで、トップになったのは、マツダの「RX-7」で87票を集めた。2位は「日産 スカイラインGT-R」で47票の支持を集めている。低いフロントノーズも唯一無二のデザインで人気の高さがうかがえる、ピュアスポーツといえるような1台だ。スカイラインといえば、初代は1969年から発売、2004年にBNR34型を最後に生産が終了したクルマだ。生産終了から20年近くが経過しているが、今なお人気が高い。
3位となった日産シルビアは乗り心地の良さが特長。4位はホンダS2000、5位はスバル360が選ばれた。中でもスバル360は、「てんとう虫」の愛称でも呼ばれる丸々としたキュートなエクステリアデザインが印象的な、個性豊かなクルマ。2016年には日本機械学会が定める「機械遺産」として認定された。
これらが復活してほしい理由を聞くと、最も多かった回答が「デザインが好きだから」(37.4%)だった。「昔の車はデザインがよかった」という声を耳にするが、最新の車にない
特徴として、角張ったデザインで低くてシャープなものが多く、今の安全基準や環境基準では作れない車がある。以下、「運転が楽しいから」(27.9%)「エンジンが好きだから」(15.3%)が続いた。