まめ学

子ども・若者の自殺を防ぐ新たな試み Zoomのアバターを使って匿名で無料相談

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 夏休み明けの時期は、子どもたちの自殺が増えるというデータがあり、いわゆる「9月1日問題」といわれている。厚生労働省のホームページ内の自殺対策のページ「まもろうよこころ」( https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/ )でも、子どもの相談対象として、普段は言いにくいことも言いやすいとも思われるLINEのチャット相談や、Webフォームからの相談などへのリンクを掲載している。

 SNS相談により生きづらさを相談できる窓口が大きく広がった一方、SNS相談は「情報が少ない」「時間がかかる」という問題もあり、「死にたい」という繊細な気持ちの相談が深まりにくいことも課題とされている。そのような中、NPO東京メンタルヘルス・スクエア(東京)は、Zoomのアバターを使った匿名の無料相談「こどもアバターほっとライン」( https://www.npo-tms.or.jp/service/avatar-hotline.html )を、8月30日(水)~9月3日(日)の16時~22時に実施する。

 対象は、「小学生」「中学生」「高校生」と、同等の年代の人たち。1日1回20分で、上記日程の16時・16時30分・17時・17時30分・18時・18時30分・19時・19時30分・20時・20時30分・21時・21時30分から。スマートフォンでの利用を推奨。通話料は発生しない。

 問い合わせは、メールoffice@npo-tms.or.jpまたは電話03-5944-8455(平日10時~17時)で受け付ける。