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【インタビュー】「BiSH」セントチヒロ・チッチ、2023年をもっての「解散」を控え心境「BiSHにしかないものを信じて貫いてきてよかった」 BiSH初の主演映画が公開

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-メンバー間では、今どんなことを話しているのでしょうか。

 みんな個性が強いので、真剣に話すときがほぼないんです(笑)。バラバラでくだらないことばかり話しているのですが、時々活動期間が限られているからこそ、次のライブ一個一個に集中しようという話を、みんなで向かい合って話しています。大きな先のことを考えるよりも、今、明日のこれはどうしようということを話し合っています。

-BiSH解散後は、どんな未来像を描いていますか。

 今、目の前のことを、愛情を込めて精いっぱいやることが未来につながると思っているので、先のことをこうしたいというよりは、目の前のことをみんなとやり切って楽しみたいです。その先にやりたいことは、メンバーのみんなにもあると思いますし、私も何でも挑戦したいと思っているのですが、最終的には、幸せでかわいいおばあちゃんになれればいいなと思います。

-チッチさんは演技も素晴らしかったので、俳優の仕事も増えそうですね。

 うれしいです。今後もお芝居のお仕事があれば、やってみたいなという気持ちが強くあります。

-芸能界では“BiSHファン”を公言する人が多くいますが、エンタメの世界で活躍する表現者の方に評価されることは、どう思いますか。

 本当にありがたいことだなと励みになっています。BiSHのことを、どうしてこんなに好きになってくれるのかなとよく考えるのですが、BiSHはBiSHにしかない光があって、全く美しい光ではないけれども、何か気になってしまう「異物」のようなものだなと思います。BiSHにしかないジャンルを貫いて必死にがむしゃらにやってきたからこそ、伝わったものがあったのかもしれません。BiSHにしかないものを信じてやってきて、よかったなと思います。

(取材・文・写真/小宮山あきの)

「BiSH」セントチヒロ・チッチ