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山田杏奈「『ゴールデンカムイ』愛にあふれたチームでした」大ヒット映画の続編がスタート!「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」【インタビュー】

山田杏奈(C)エンタメOVO

-皆さんの作品に対する愛情と熱意は、映像からも伝わってきます。さらにこの作品では、埋蔵金探しの冒険やアクションと共に、「アイヌ文化」がリアルに表現されているのも見どころです。アシㇼパ役を通してアイヌ文化に触れる中で、特に印象的だったことはありますか。

 野田サトル先生がきちんと時代考証や文化考証を踏まえて描かれた原作をリスペクトし、映画も今回のドラマ版も、しっかり考証した上で表現しています。その中で、アイヌ文化には、いろんなものを無駄にしない合理的な考え方が根付いているんだなと、演じながら実感していました。ほかにも、自然との共生など、いろんな考えを日常の中で実践している点がとても興味深かったです。また、工芸的な部分では、アシㇼパの着物なども、刺しゅうの一つ一つに至るまで、精巧に作られていてとてもすてきで。そういう部分も細かく作り込んでいるので、注目していただければより深く作品を楽しめると思います。

-続いて、今回のドラマ版ならではの見どころを教えてください。

 毎回、埋蔵金のありかを示す暗号を彫られた“刺青囚人”たちが登場するのですが、その癖の強いキャラクターは見どころです。しかも、それぞれのキャラクターたちが活躍しながら物語もしっかり進んでいくので、毎回すごく面白くなっています。中でも、私のお気に入りは第2話に登場する辺見和雄(萩原聖人)です!

-全9話の中で、特に印象的なエピソードはありますか。

 「札幌世界ホテル」が舞台となる回は、印象的でした。ホテルのセットが本当にからくり屋敷のようになっていて、撮影前に見学したとき、みんな「おおっ!」と驚いたくらいで。スタッフの皆さんも頑張っていたので、映像的にも面白いものになっていると思います。家永カノ(札幌世界ホテルの女将)役の桜井ユキさんも、とてもすてきでした。

-ふんだんに盛り込まれた食事シーンも「ゴールデンカムイ」の見どころですが、特にお気に入りの料理は?

 「ニシン漬け(身欠きニシンを野菜と一緒に米麹で漬け込み、発酵させた食べ物)」が、ものすごくおいしかったです。この作品に出てきた料理の中では、一番好きです!

-最後に、ドラマ版で山田さんが頑張ったことを教えてください。

 鹿の毛皮を背負うとき、頭に掛ける“サラニプ”という道具がものすごく重くて…。首を後ろに持っていかれそうになりながら、頑張って撮影しました。あれを何気なく掛けているアシㇼパは、きっとものすごく鍛えているんだろうな…と思いながら演じていました(笑)。ぜひ注目してください!

(取材・文・写真/井上健一)

(C)野田サトル/集英社 (C)2024 WOWOW

「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」

WOWOWにて毎週日曜午後10時より独占放送・配信中(全9話)

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