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親の介護でもめたこと 費用負担や一方的な押し付けなど

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 子育て同様、介護も実際にやってみるまでその大変さは分からない。できるだけ親の意思に沿い、平穏にと思っても、介護する側にも生活があり、体力の限界があり、経済的問題や個々人の考え方もある。介護経験がある250人に7月、親の介護に関するインタビューを実施(Speee・東京)したところ、4割の人が親の介護を巡って親族間でもめたことがあると回答した。

  親の介護を理由に、兄弟姉妹や配偶者などの親族ともめたことがあるという人は102人(40.8%)。「介護を一方的に押し付けられた」「他の兄弟が関わらない」などのほか、介護にかかる費用負担でもめたケースもあった。また施設への入所を決めた時、本人は自宅にいる事を希望していたため、親族に「施設には入れるな」と言われたケースもある。さらに、在宅介護や通所介護の対応など、介護方針の食い違いでもめたり、介護に付随して、相続や延命治療に関しての意見の相違も挙がった。

 ちなみに介護施設への入居を検討し始めたきっかけをたずねたところ、「病気や認知症が悪化した」(42.4%)という理由が最も多く、順に「在宅介護に限界を迎えた」(37.2%)、「自宅で転倒するなど、けがをしてしまった」(22.8%)が並んでいる。

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