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福井県敦賀市が本物の昆布でポスター 観光イラスト描き、新幹線開業PR

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「昆布ポスター」(オルパーク)

 

 福井県敦賀市は、北陸新幹線の敦賀開業に合わせ、特産の昆布で観光客を出迎えようと、本物の昆布を使った「昆布ポスター」を制作した。

 ポスターは、本物の真昆布を複数つなぎ合わせて1枚のポスター(縦約119センチ、横約84センチ)に仕上げ、敦賀駅の観光情報などを紹介する交流施設「オルパーク」に展示した。

 昆布に北陸新幹線車両のイラストを交えながらデザインした「敦賀」の文字を大きく描き、周囲には敦賀を象徴するイラスト約30種類を配置。「氣比(けひ)神宮」などの名所や、敦賀ふぐ、敦賀ラーメン、敦賀まつりといった食や行事を描いた。

 古くから交易の拠点となってきた敦賀は、江戸・明治時代には北前船で北海道から昆布が運ばれるなどして、昆布の加工技術が発達したといい、新幹線開業前には本物の昆布を使った「昆布切符」を制作した。

 敦賀市新幹線誘客課の担当者は「(ポスターは)日が当たるなどして劣化もするので、いつまで展示できるかはわからない。4月中旬までは展示したい」としている。