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エクセル関数で生産性向上 クレッシェンドが「castanet」の無料モニター募集

「castanet」概念図

 

 経営コンサルティングや企業向け情報システム開発を手がけるクレッシェンド(東京都荒川区)は、生産性低下の要因となる転記やデータを探すためにかかる時間を、エクセル関数を使って短縮できるサービス「castanet(カスタネット)」を11月1日に発売するのに先駆け、ユーザー環境の違いによって起こる諸問題に対応するため無料モニターを募集している。

 「カスタネット」は、ウェブサービス関数を活用できるようにするサービスで、データ登録ツールを使うことで、社内のさまざまなデータを一元化し、全社で利用できるようにする。例えば「顧客情報がどこにあるか」といったことを関数で呼び出せるようになる。ウェブサービス関数は、マイクロソフトの「オフィス2013」で搭載されたが、動作環境が整わないと使うことができず、活用が進んでいなかった。

 同社は複数の大学生モニターに「カスタネット」を使ってもらったところ、わずか40~50分でさまざまな情報を切り替えて取得できるようになったことから、特別な訓練はほぼ不要だとしている。

 また、自社内に環境一式を配置するため、外部への情報流出を気にせず、データを登録できる。社員の個人情報などは人事部だけが使えるコンピューターに設置することで、社内の他部門からの接続を制限することが可能となる。