カルチャー

6割が「日本の英語教育遅れている」 イー・ラーニング研究所が調査

「『日本の英語教育』についての意識調査」

 

 e-ラーニングに関するコンテンツを提供しているイー・ラーニング研究所(大阪府吹田市)はこのほど、「日本の英語教育」についての意識調査を実施。「英語教育は遅れている」「英語学習の必要性を感じる」がともに約6割だったなどとする調査結果を公表した。

 マーケティング事業を手がけるクロス・マーケティンググループ(東京都新宿区)のインターネット調査「QiQuMO(キクモ)」を使って2024年12月16、17日に実施。全国の15歳~59歳の男女500人の回答を分析した。

 「英語を使う頻度はどのくらいですか?」と尋ねたところ「ほとんど使わない」(55.0%)、「あまり使わない」(12.0%)と、英語を使う頻度が少ない人は約7割だった。「英語学習は必要だと思いますか?」という質問には「必要だと思う」(30.0%)と「やや必要だと思う」(26.2%)が合わせて約6割いることが分かった。

 「日本の英語教育は遅れていると感じますか?」と聞いたところ「感じている」(36.0%)、「やや感じている」(24.6%)となった。遅れている理由については(複数回答)「学校外での実践機会不足」(25.9%)、「文法重視の教育」(20.9%)、「教員の英語力・指導力」(18.6%)などが挙がった。

 調査結果を受け、イー・ラーニング研究所は英語教育の遅れは「学校内外両方の環境に問題があると感じる人が多いことが分かった」としている。