食品大手のニップン(東京都千代田区)はこのほど、北海道士別市産の「アマニ」をアマニ油などの自社商品の原材料に使用することを決め、アマニを軸に地域活性化や市民の健康増進などを目指す包括連携協定を士別市と締結した。
士別市の「合同会社OMEGAファーマーズ」が生産するアマニを使用する。ニップンはアマニ油などを約20年にわたり販売しているが、原料のアマニを国内で調達するのは初めてという。協定では健康増進や地域活性化、食育推進、観光振興、スポーツ合宿、教育・スポーツ推進などで市と連携することを約束した。
ニップンは「“食”の側面から、市民や合宿で士別市を訪れるアスリートなどの健康を支え、地域経済の活性化につながる取り組みを市と連携しながら継続していく」としている。