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Z世代は大手よりも隠れ優良企業を指向!? 名よりも実を取る学生が多数派に

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 寄らば大樹の陰──かつては、学生が就職先として考えるのは、大手企業や公務員が主流だったものの、最近のZ世代と呼ばれる若者はどう考えているのだろうか? RECCOO(東京)が、運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス「サークルアップ」において実施した調査によると、「給与や福利厚生は平均的だが、名前が広く知られている大手企業」よりも「給与や福利厚生が平均よりも高いが、名前はあまり知られていない隠れ優良企業」に行きたいと思う人の方が多かった。

 隠れ優良企業に行きたいと回答した人の割合は58%。その理由としては、「自分にあった企業を探したいから」「名が知れてなくても福利厚生が充実している方が満足感を得られるから」といった答えのほかに「大手はブラックなことが多いから」といった声も聞かれた。

 入社倍率の高い大手企業を除いた、隠れ優良企業のみが集まった就活イベントがもしあれば興味があるか聞くと、「かなりある」「どちらかといえばある」を合わせ大学生の93%が隠れ優良企業のみが集まった就活イベントに興味があると回答。大手企業が集まらない就活イベントでも、大学生の需要はありそうなことが判明した。さまざまな点で注目を浴びているZ世代だが、大手かどうかより本当に自分に合っているかどうかを重視する企業選びも特徴なのかもしれない。

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 調査は3月12日に行い、サークルアップに登録する大学1年〜4年生200人を対象とした。