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オムロンが難病支援で寄付 体温計発売50周年を記念

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オムロンヘルスケア 「そらぷちキッズキャンプ」

 

 オムロンヘルスケア(京都府向日市)はこのほど、体温計発売50周年を記念し、難病の子どもたちを支援する公益財団法人そらぷちキッズキャンプ(北海道滝川市)に、体温計の売り上げの一部を寄付する、と発表した。2022年11月1日~12月28日の間に販売した体温計1台につき、売り上げの一部5円を寄付する。

 同社は1972年12月に医家向けの電子体温計、80年に家庭向けの電子体温計を発売した。以来「けんおんくん」の愛称で親しまれており、「本取り組みを通じて難病と向き合う子どもたちを支援するとともに、パートナーシップによりすべての人が健康と福祉、また質の高い教育を得られる社会の実現を目指していく」としている。

 公益財団法人そらぷちキッズキャンプは、2004年に北海道滝川市に設立され、日本国内で難病とたたかう子どもたちに対し、医療施設を完備し、特別に配慮されたキャンプ施設や自然体験プログラムを設ける「そらぷちキッズキャンプ」を運営している。同財団法人は「外で遊びたいという子どもたちの夢を実現し、自然の中でのかけがえのない体験により、明日への生きる力を養うことを手助けします」としている。