カルチャー

元素周期表チョコレート 理系大学・大学院生へプレゼント

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 すべての元素記号がプリントされているから、118個のボンボンショコラだ。文系頭には「かっこいい」だけだが、理系の人には面白いバレンタインかもしれない。住友金属鉱山(東京)は2月14日から、元素周期表を模したチョコレートセット「Periodic Table of Chocolates」を元素や金属の研究を進める学部がある千葉大学などに配布する。

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 住友金属鉱山は、銅やニッケル、金などの非鉄金属を扱っている。その事業内容について、理系の大学生や大学院生に興味を持ってほしいとこの元素周期表チョコレートをパティシエ監修のもと作った。箱を開けると、見た目は元素周期表そのものでありながら、それぞれに違う非鉄金属元素の個性がチョコの味で表現されている。

元素周期表チョコレート「Periodic Table of Chocolates」

 特に注力するリチウム、コバルト、ニッケル、銅、銀、金という6つの非鉄金属元素は、その元素の魅力を表現した特別なフレーバーになっているという。たとえばリチウム(Li)は「電気自動車の未来を担う、期待の金属」だから、ユズの風味とあまおうのゼリーで、これからの時代を感じさせるさわやかさを表現。コバルト(Co)は「熱にも摩擦にも強い、たくましさが魅力」だから、トンカ豆とコーヒーを合わせたガナッシュで、重厚さを表現している。