カルチャー

3年ぶりに赤ちゃん誕生 三重県・伊勢シーパラダイスのゴマフアザラシ

お母さんとの2ショット
お母さんとの2ショット

 三重県伊勢市の「伊勢夫婦岩ふれあい水族館」 (通称・伊勢シーパラダイス)で、4月16日(日)13時9分に、ゴマフアザラシの赤ちゃんが誕生した。母親はルー(9歳)、父親は大福(ダイフク・12歳)。出産の1時間半後には、ルーが赤ちゃんに初乳を与える様子も確認され、赤ちゃんはスクスク成長中。来園者も見ることができる海獣広場内の「ゴマちゃんプール」で母子ともに元気に過ごしている。4月18日時点で体長71cm、体重9.2kg。

 伊勢シーパラダイスでは今回の赤ちゃんを含め11頭のゴマフアザラシを飼育。母親のルーは3年前の5月に第1子の「ルン太」を出産、今回の赤ちゃんはルーにとって3年ぶりの第2子。ルー×大福ペアにとっては第1子となる。

生後1日目のゴマフアザラシの赤ちゃん
生後1日目のゴマフアザラシの赤ちゃん
生後1日目のゴマフアザラシの赤ちゃん
生後1日目のゴマフアザラシの赤ちゃん

 赤ちゃんは、今は全身白いフサフサな毛で覆われているが、2~3週間の授乳期間が終わると産毛が抜け落ち、親と同じ毛に生え変わる。白い毛の赤ちゃんはわずかな期間限定!

 今後の赤ちゃんの様子はYouTube公式チャンネルや公式ブログ「飼育係の落書帳」InstagramTwitterFacebookを通してリアルタイムで配信していく予定。動物たちの貴重な様子や水族館の裏側をのぞくことができる。 〇生息地:アラスカから日本の北海道あたり。 〇繁殖時期は春ごろが多く、妊娠期間は約1年。1頭につき1子を出産し、2~3週間の授乳期間を経て、独り立ちをする。寿命は25~30年で普段は魚や甲殻類、貝類など幅広く食べる。伊勢シーパラダイスではアジ、イカナゴ、コマイ、サンマなどを与えている。

 同館は、「海獣との距離感ゼロ」をテーマにした水族館。営業時間は9時30分~17時(最終入場16時30分、季節変動あり)。入館料は、大人2100円、小中学生1000円、幼児(4歳以上)500円。