カルチャー

「おもちゃのリレー」 キッズ・ラボラトリーからドナルド・マクドナルド・ハウス8施設へ

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 知育玩具のサブスクリプションサービスを提供するキッズ・ラボラトリー(千葉県船橋市)が、難病の子どもとその家族を支える「ドナルド・マクドナルド・ハウス」(ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン、東京)におもちゃを寄付することになった。

ドナルド・マクドナルド・ハウス8施設へおもちゃを寄付
ドナルド・マクドナルド・ハウス8施設へおもちゃを寄付

 家から離れた病院に入院している子どもの治療に付き添う家族のための滞在施設であるドナルド・マクドナルド・ハウス(以下、ハウス)。家族が自宅にいるようにゆったり過ごせるように、自炊ができるキッチンやリビング、ダイニング、ランドリーやプレイルームを完備し、プライバシーを守れるように配慮したベッドルームも用意されている。世界49の国と地域に383カ所開設されており、日本国内では全12施設。今回、そのうち8施設宛てに、おもちゃを寄付する。キッズ・ラボラトリーは、国内外の高価な知育玩具を返却期限なしでレンタル提供する使い放題のサブスクを展開。各家庭や子どもの好みや成長、環境などに適したおもちゃのプランニングなどを行う専門の「おもちゃコンシェルジュ」が厳選したおもちゃを、遊び方の提案とともに提供している。2021年12月に開始した「おもちゃのリレー」では、寄付されたおもちゃを、おもちゃコンシェルジュが一つ一つ丁寧に清掃・検品を行い、幼児用施設などに寄付している。子どもたちが物を大切にする心や環境への意識を育むきっかけにしてもらうことも狙い。

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 今回ハウスに寄付するのは、人気があり教育性の高い同社の知育玩具と、「おもちゃのリレー」で譲り受けたさまざまなおもちゃ。ドナルド・マクドナルド・ハウスでは原則として新品のおもちゃを募っているが、今回のリユース品に関してはおもちゃコンシェルジュが一つ一つ丁寧に衛生・安全面の手入れをした状態の良いおもちゃであることから、寄付が実現することになった。

 8つのハウスは「おおさか健都ハウス」(大阪府摂津市)・「とちぎハウス」(栃木県下野市)・「さっぽろハウス」(札幌市)・「ふちゅうハウス」(東京都府中市)・「東大ハウス」(東京都文京区)・「なごやハウス」(名古屋市)・「さいたまハウス」(さいたま市)・「にいがたハウス」(新潟市)。寄付したおもちゃは、ハウス内のプレイルームに置いて子どもたちに遊んでもらう。