印象派がヨーロッパやアメリカへもたらした衝撃と影響をたどる展覧会「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」が、東京都美術館で始まった。会期は4月7日(日)まで。今年は第1回印象派展から数えて150周年。本場フランスでもさまざまな企画が用意されているが、パリからアメリカに渡り開花した印象派の作品を日本で見ることができる機会だ。
ウスター美術館は、アメリカ・ボストン近郊にあり、1898年の開館当初から印象派の作品を積極的に収集してきた。今回鑑賞できる作品はほとんどが初来日の印象派コレクション。日本にもファンが多いモネやルノワールなどフランスの印象派にくわえ、ドイツや北欧の作家、国際的に活動したサージェント、さらにはアメリカの印象派を代表するハッサムらの作品が一堂に会する。
展覧会の開幕に先立ち鑑賞したオフィシャルサポーターで、音声ガイドも務めた俳優、鈴鹿央士さんは「絵を見る時ってすごく集中するので、疲れるかなと思ってたんです。それが実際は逆で、すごく元気をもらいました。見終わったときに、軽やかな気持ちになりました」と話した。観覧料金などの詳細は展覧会公式サイトから。