カルチャー

「あの子のスキップがきこえる」  はっとりさちえさんの絵画展

 日本の絵本に多い、ほんわかかわいい印象と一味違う、じっくり見ていると絵の中に吸い込まれそうな深みのある個性的な絵が特徴だ。フランスで絵本作家としてデビューしたはっとりさちえさんの絵画展「あの子のスキップがきこえる」(アートスペース・東京)が11月15~21日まで、伊勢丹新宿店 本館6階のアートギャラリーで開催される。

 ©SACHIE HATTORI
©SACHIE HATTORI

 「こどもたちがこの世界を存分に楽しみ、軽やかに駆け抜ける姿を描きました」とはっとりさん。「もうスキップできるようになったよ!」と自慢げに見せてくる小さな子ども。軽やかで愛しい足音。「こんな絵が描きたいな」とその時ふと思ったのが今回の展覧会のテーマを決めるきっかけだったという。色とりどりの色彩で描かれた子どもたちの新作約20点を含め、展示販売する。

 はっとりさんは、フランスで絵本作家としてデビュー、イタリア ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェアにも出店し、人気を博している。