小さな子どももタブレットやスマホで、日常的に遠い世界を見ることができる現代。感覚的に狭くなった世界を、知識としてきちんとひもといていく『7歳までに知っておきたい ちきゅうえほん』(文:アリス・ジェームズ、絵:ステファノ・トネッティ、Gakken)が発売された。“自分のすむ世界”を知るきっかけになる入門絵本だ。
「地球は何でできている?」「国や首都ってなに?」など、教養として知っておきたいけれど説明が難しいテーマをわかりやすく紹介。アマゾンの熱帯雨林など地球のさまざまな自然風景、火山と地震、天気、世界の地理、人が住む都市や町など、小学校で習う理科・社会の内容を幅広くカバーしている。子どもたちの将来に影響する、環境問題やSDGsにまつわるテーマも掲載されており、広い世界のことを自分ごとに落とし込んで考えるきっかけがつかめる一冊だ。税込み1760円。