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「『生きるか、死ぬか』は誤訳だ」 シェイクスピア作品の新たな楽しみ方を提案する一冊が登場

 毒殺、謀殺、決闘、反乱、王位はく奪。シェイクスピアはなぜ、これほどまでに事件を描いたのか? シェイクスピア作品の新たな楽しみ方を提案する一冊、『陰謀と犯罪のシェイクスピア 「真訳シェイクスピア」講義』(石井美樹子著・河出書房新社)が発売された。

 「『生きるか、死ぬか』は誤訳だ」という刺激的な一文から始まるこの本の著者は、英国史研究の第一人者。四大悲劇と呼ばれる『ハムレット』『オセロー』『リア王』『マクベス』、そして『冬物語』『リチャード二世』『ロミオとジュリエット』の計7作品の原文を正確に読み解き、作品の背景にある史実の事件はなぜ起きたのか、それらをシェイクスピアはいかに作品に昇華させたのかをスリリングに解説している。

 シェイクスピアが生きた時代と作品の本質を生き生きとよみがえらせ、「そんな話だったのか」と驚く発見も満載している。シェイクスピア好きはもちろん、演劇や世界史ファンにもおすすめ。税込み2970円。