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丸山隆平、大好きな赤堀雅秋作品で詐欺師役 「幸福感と恐怖が同時にある」

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 COCOON PRODUCTION 2022「パラダイス」取材会が7日、東京都内で行われ、出演者の丸山隆平と作・演出・出演の赤堀雅秋が登壇した。

 本作は、救いようのない詐欺グループの男たちの栄枯盛衰を描いた、赤堀の最新作。丸山は詐欺グループのリーダー・梶浩一を演じる。

 大阪公演を終え、東京公演初日を迎えたこの日、丸山は「会場が変わるとだいぶ印象が変わりますので、ワクワクとした気持ちと、どんな反応がくるのか、楽しみな気持ちでいっぱいです。毎回、フレッシュに、疾走感を持ってお届けできたらと思います」と語った。

 また、丸山は以前から赤堀の大ファンだそうで、「もともとは映像(作品の)ファンだったんです。そこから演劇を何本か見させてもらって、『好きやな』と思って、雑誌で言ったのを見てもらったみたいで(オファーがあった)。言っておくものだなと。(赤堀作品に出演できて)すごくうれしいです」と明かした。

 一方、赤堀は丸山の印象を聞かれると、「正直、『ジャニーズか』とはすに構えていた部分があったのですが、一俳優として、お芝居に取り組む姿勢だったり、感性だったりは、お世辞ではなくすてきで、この座組みを引っ張っていってくれている」と話した。

 これを聞いた丸山は、笑顔を見せながらも、「好きな作家さんの世界観に飛び込むのは、それを壊してしまうかもしれないという怖さがある。幸福感と恐怖が同時にあるものだと思いながら、『こうやって作っていくんだという』実感が持てるのは、作っていて苦しいし、楽しいです」と語った。

 舞台は、11月3日まで都内・Bunkamuraシアターコクーンで上演。