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バレエで楽しむシェイクスピア GWに夏の夜の夢

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 数々の傑作を世に生み出した英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピアを、バレエで楽しめる機会がやってくる。ゴールデンウイーク期間中の4月29日~5月6日(5月1日を除く)、新国立劇場で「シェイクスピア・ダブルビル」(文化庁)と題してシェイクスピア戯曲を原作としたバレエ作品が二本立てで上演される。『夏の夜の夢』と『マクベス』だ。

新国立劇場バレエ団オリジナル作品/世界初演『マクベス』
新国立劇場バレエ団オリジナル作品/世界初演『マクベス』

 シェイクスピアは演劇にとどまらず、映画やオペラ、ミュージカルなどさまざまな形で親しまれている。今回の二本立ての一つ目はシェイクスピア四大悲劇の一つ『マクベス』。新国立劇場バレエ団オリジナル作品で、世界初演。野心、疑念、錯乱と極限へ追い込まれていく登場人物の心理を重厚に描いたこの作品が、バレエとしてどのように描かれるか期待が高まる。

『マクベス』リハーサルにて、ウィル・タケット(中央)とマクベス役の福岡雄大、マクベス夫人役の米沢 唯
『マクベス』リハーサルにて、ウィル・タケット(中央)とマクベス役の福岡雄大、マクベス夫人役の米沢 唯

二つ目は妖精の王と女王、そして人間の恋人2組が繰り広げる騒動を描いた喜劇『夏の夜の夢』。シェイクスピア生誕400年を記念して1964年に英国ロイヤルバレエが初演した作品で、結婚式での定番曲「結婚行進曲」も登場するメンデルスゾーンの同名曲に、英国の巨匠フレデリック・アシュトンが振り付けた。美しい妖精の世界や妖精パックのコミカルな踊りなど、バレエならではの楽しさにあふれている。チケット料金はS席1万3200円/A席1万1000円/B席7700円/C席4400円/D席3300円(10%税込み)。

公演期間中には、クリエイティブスタッフやダンサーのトークイベント、舞台裏のガイドツアーなども開催! イベント情報はホームページで確認しよう。