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信玄役の阿部寛、息子・勝頼を演じた眞栄田郷敦の印象を語る 「真っすぐで潔く、武田の精神が乗り移っているかのような方」

 嵐の松本潤が主演するNHK大河ドラマ「どうする家康」の第19回が21日に放送され、“戦国最強のレジェンド”こと武田信玄役の阿部寛からコメントが届いた。

 第19回の副題は「お手付きしてどうする!」。武田軍は撤退し、信玄は勝頼(眞栄田郷敦)に全てを託す。

 織田信長(岡田准一)は武田に寝返った将軍・足利義昭(古田新太)を京から追放。一方、徳川家康(松本)は信玄との激戦で大きな犠牲を払ったショックから、立ち直れないでいた…というストーリーだった。

 冒頭の信濃の山道でのラストシーンについて、「どのような心境で演じたか」と尋ねられた阿部は「道半ばにして倒れますが、やれるところまでやり切った圧倒的な生きざまを、気負うことなく表現したいと思い、やらせていただきました」と振り返った。

 息子・勝頼との親子関係も印象的に描かれた。眞栄田と共演した感想については、「初共演でしたが、彼はすごく気持ちのいい人です。お父さん(故・千葉真一さん)ともお仕事でご一緒したことがあるので、そういう意味でも今回父親役ができることはうれしく思っていました」と明かした。

 また、「勝頼は信玄亡き後も、その遺志を継いでいくわけですが、それが彼の芝居からもにじみ出ていましたし、せりふのキレもいいです。それはお芝居というよりも、眞栄田さん自身が持っている本質的なものだと思います。真っすぐで潔く、武田の精神が乗り移っているかのような方だなと思いました」とその印象を語った。