さらに芝居の面では、「どういうタイミングでどういうふうにせりふを言えば、相手の気持ちが動くのかということをずっと探しながら現場にいた」と語り、「そういう意味では、(家康役の)松本(潤)くんを揺り動かすようなことを心がけていた」とのこと。
「耐えて、耐えて、耐えて、天下人になった男」と評する家康を演じる松本については、こんな期待を述べた。
「ずっと耐えながら、周りの人たちの影響を受ける芝居を続けてきて、やっと最近変わりだしてきた。今が第3形態ぐらい。第5、6形態ぐらいまでいったとき、今まで耐えてきたものが爆発する芝居をしてくれるんじゃないか」。
トークショー終了後には、マスコミの取材に応じた岡田。ここまで信長役を演じてきた手応えについては「今回は、家康から見た信長の一面に特化して演じていた」と、まだまだ満足していない様子で、「僕が思う信長像は、いつか演じてみたい」と意気込みを見せた。
最後に、7月23日に放送を迎える本能寺の変についても言及。
「セクシーで悲しさがある覇王を演じたいと思ってプランを練っていました。今回は孤独な死に方をしていく本能寺になると思うので、天下人の中に住まう寂しさ、みたいなものも表現できたらいいなと思って演じました」。
そして「それが詰まった信長の最後になっていると思います」と、自信をのぞかせた。