鉄道貨物輸送が環境負荷低減やSDGsに貢献する輸送モードであることを、広く知ってもらおうという企画だ。秩父鉄道(埼玉県熊谷市)と三岐鉄道株式会社(三重県四日市市)がコラボレーションし、両社で主に貨物輸送に使用している電気機関車の塗装を入れ替えて運行する。
両社は国内では数少ない旅客・貨物輸送の両方を行う私鉄で、2000年に秩父鉄道から三岐鉄道へ、電気機関車2両を譲渡した。一度に大量の貨物を輸送できCO2削減につながるなど、環境負荷低減に一役買っている。
コラボ塗装列車の運行期間は、秩父鉄道で6月中旬~当面、三岐鉄道で7月~当面。運行区間は、秩父鉄道が秩父本線 羽生~三峰口・三ヶ尻線 武川~三ヶ尻、三岐鉄道が三岐線 富田~東藤原。対象車両は秩父鉄道がEL303号機(茶色に黄色帯)、三岐鉄道がED454号機(青色に白帯)。
塗装入れ替え企画を記念して、中学生以上が対象の「三岐鉄道カラー電気機関車夜間撮影会」を、秩父鉄道 広瀬川原車両基地(秩父鉄道 ひろせ野鳥の森駅下車 徒歩15分)で、6月21日(土)17時45分~19時30分に開催する。募集人数は30人(最少催行人数15人)。18歳未満は保護者の同意が必要。申込者以外の参加・付き添い(未就学児含む)はできない。参加料金(税込み)は1人2万円。展示車両は三岐鉄道カラーEL303号機。申し込み・詳細は秩父鉄道ホームページから。申込期間は、6月6日(金)10時~17日(火)23時59分(定員に達し次第終了。受付期間内にキャンセルがあった場合は受付を再開)。雨天決行・荒天中止。
「三岐鉄道カラー電気機関車デビュー記念乗車券」も発売する。期間は6月21日(土)~8月31日(日)。販売場所は秩父鉄道の羽生・熊谷・武川・寄居・秩父・御花畑・影森の各駅窓口と、秩父鉄道通販サイト「ちちてつe-shop」。各所売り切れ次第終了。販売価格(税込み)は1200円で、武川から影森まで900円区間大人片道1枚と、影森から大野原まで300円区間大人片道1枚。券の形式は、C型硬券2枚、特製台紙付き。
