ビジネス

広島で被爆80年特別企画 報道写真展「戦争と平和」開催原爆さく裂約2分後とみられるきのこ雲の写真も展示

 公益財団法人新聞通信調査会(東京都千代田区)と中国新聞社(広島市)は、6月12~23日に広島市で「被爆80年特別企画 報道写真展『戦争と平和』」を開催する。入場無料。

 今年1月に東京で報道写真展「戦争と平和-80年の記憶-」を開催し、多くの来場者があったことから今回は広島に場所を移し、被爆80年特別企画として開催する。前回と同様、太平洋戦争前夜から今日までの歴史的瞬間を切り取った約100枚の写真を展示。被爆地広島に本社を置く中国新聞の紙面や写真で被爆80年を振り返るコーナーも設置する。このコーナーでは同紙写真部員らが撮影した被爆当日の市民の惨状や、原爆のさく裂約2分後とみられるきのこ雲などの貴重なカットも展示するという。

 会場は旧日本銀行広島支店で、初日の6月12日には、オープニングセレモニーの中で被爆ピアノなどによるコンサートを開く。16日は核問題や平和教育に詳しい太田昌克・共同通信編集委員兼論説委員と金崎由美・中国新聞社ヒロシマ平和メディアセンター長による対談「ヒロシマで世界の平和を考える」を開催する。