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長崎原爆投下の戦火を生き抜く人々の多様な愛を描く True Colors THEATER 舞台「坂道ー長崎、79年目の夏」

 誰もがその人らしさ(True Colors)を大切にしながら共に生きる未来を目指すプロジェクト「True Colors Festival」(日本財団DIVERSITY IN THE ARTS・東京)の新たな試みがスタート。多様な背景を持つ大学生などの若者や当事者が共に作り上げる舞台公演、「True Colors THEATER 『坂道―長崎、79年目の夏』」を開催する。場所は東京・品川の六行会ホール、期間は8月14日(水)~18日(日)、全7回公演。東京大学UNiTe、慶應義塾大学公認学生団体STEPS Musical Companyが協力。

 忘れてはならない、あの原爆投下から79年。第二次世界大戦後80年が近づく中、世界の武力紛争は戦後最多という現状だ。長崎の被爆者を描く映画の主題歌として作られた「坂道」(歌:海宝直人氏)を原作に、何もかもを奪った戦争と、大好きな人がすぐ隣にいたあの夏を、透き通った歌と吉永小百合さんの朗読を通して描く。上演時間は約90分(途中休憩なし)。

 チケット料金は、S席8000円、A席7000円、障害者割引・観劇サポート席6000円、学生割引4000円。全席指定(座席指定不可)。公式サイトから購入できる。

 公演に際しては、さまざまな人に楽しんでもらうために、「手話通訳・全編字幕表示・リラックス公演の実施」など、学生や当事者がともに検証・検討を重ねて計画した。

 8月15日(木)14時の回は「リラックス公演」という形で上演。子ども連れの人や、光や音に敏感な人、演劇鑑賞に不安のある人などにもリラックスして楽しんでもらえるよう、客席のライトを常時40%ついている状態とし、途中入退場OK、観劇中に動いたり声を出したりしてもよいスタイルとする。車椅子席・手話の見やすい席・補助犬同伴席などサポートが必要な人に対する観劇サポート席も用意している(事前申込制で)。チケット購入や観劇サポートに関する相談・問い合わせは、メール、または電話:050-7120-8825で。