伝統的な首里織のかりゆしウエア ボタンは虹色に輝く夜光貝

MAJUN伝統工芸シリーズ首里織

　沖縄の夏のシャツ「かりゆしウエア」に、琉球王国の伝統織物「首里織」を用いたシックな逸品が登場した。かりゆしウエアブランド「MAJUN OKINAWA」が作った「MAJUN伝統工芸シリーズ首里織」（日進商会・沖縄）。王家、貴族専用とされ、首里でしか織られない道屯織(どうとんおり)と、氏族以上の着衣として用いられた花織(はなおり)を取り入れた、格式高く夏らしいシャツだ。

首里織-雅

　首里織は、紋織から絣（かすり）にいたるまで多彩な織りが特徴。14～15世紀の琉球王国は中国や東南アジアとの交易が盛んで、さまざまな織技術が導入されたが、琉球王国・首里王府の城下町として栄えた首里では、王府の貴族・士族用に色、柄ともに究極まで追求した麗美な織物が織り継がれ、現在にいたっている。

首里織-蒼

　発売されたアイテムは、「雅」（ネイビー、パープルグレーの2色）、「蒼」（ベージュ、ネイビーの２色）の2種のデザイン。カジュアルな場面から結婚式などの式典まで、さまざまなコーディネートが可能。ボタンは虹色に輝く沖縄県産の夜光貝を使っている。いずれも税込み13,200円。