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夜空に浮かび上がる、ライトアップされた「しだれ桜」を愛でに、この春は「六義園」へ出かけてみてはいかが。東京・文京区駒込にある国指定特別名勝「六義園」は、五代将軍徳川綱吉の側用人・柳澤吉保によって造られた和歌の趣味を基調とした回遊式築山泉水庭園で、江戸時代に造られた大名庭園の中でも代表的なものとして知られている。同園の春の風物詩として親しまれている桜花期ライトアップイベント「春夜の六義園 夜間特別観賞」が、今年も開催される。
しだれ桜の開花状況に合わせて3月14日(金)~3月30日(日)の期間中の連続した7日間限定で実施。日程決定は開催の約1週間前を予定している。「夜間特別観賞」の開園時間は18時30分~21時。17時に一度閉園し、18時30分から再開園する。
普段は入園できない夜間に特別開園。メインの「夜間特別観賞」は、六義園のシンボルともいえる高さ約15m、幅は20mの「しだれ桜」を中心に、六義園の主景観の一つの中の島、吹上松(ふきあげのまつ)、水香江(すいこうのえ)など各スポットをライトアップする。
ほかにも、岩崎家時代に建てられた土蔵(くら)壁面に和歌をイメージしたプロジェクション映像を投影する「土蔵ジェクション」、アクリル導光板に六義園八十八境の由来である和歌を映し出す「ことばのあかり」など、春の夜の風情を存分に堪能できる。園内複数箇所にフォトジェニックな撮影スポットを設置。園内にある「抹茶茶屋」では、散策中の休憩にぴったりな抹茶と和菓子のセット、六義園オリジナル土産などを販売する。
入場方法は「夜間特別観賞券」を事前に購入すること。「夜間特別観賞」の内容や実施日の決定、夜間特別鑑賞券の購入方法、発売日など詳細は、六義園公式ホームページに掲載される。