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JR西日本の観光列車を貸し切り、地域のお酒と人々の魅力を体験できるイベント「日本酒&クラフトビール列車」が3月8日(土)に開催される。日本中のすてきな人に出会う旅を手掛ける、あうたび合同会社(東京)と島根県津和野町(商工観光課)の共同企画。
観光客の滞在時間が短く、宿泊率の低下が近年加速する津和野町が、通過型観光から滞在型観光への転換に向けて挑戦する企画。観光というと、美しい景色を見たり、写真を撮ったりする景勝地巡りや、豪華な宿、グルメに偏りがちだが、この貸し切り列車は、津和野の人にスポットを当てた旅を提供する。
新山口~津和野間を JR西日本の観光列車「○○のはなし」(まるまるのはなし)で約2時間かけて走る同ツアー。1両目は、和風テイストの日本酒号、2両目は、洋風テイストのビール号として運行。それぞれに地元の酒蔵やクラフトビールの醸造家が乗車し、参加者をもてなす。車内のつまみにもこだわり、地元産の食材を使った特製おつまみや弁当を用意。津和野駅到着後は、地元の酒蔵の見学や伝統芸能の石見神楽を鑑賞する。日帰りプラン(8500円、定員60人)と宿泊付きプラン (3万3000円、定員60人)がある。宿泊プランでは、地元の人を交えた懇親会を行い津和野の魅力的な人たちと交流する。2日目は、事業者と連携して津和野ならではの体験や地元民と触れ合う街歩きなどを行う。