おでかけ

弘前城天守と岩木山と桜を一緒に見るなら 今年が最後の春の景色

 青森県弘前市は、日本有数の桜の名所である弘前公園の「弘前さくらまつり」を4月16日~5月5日まで開催する。弘前公園の桜は、雪を頂いた岩木山と調和し、ソメイヨシノを中心にシダレザクラ、八重桜など、52種類約2600本が花を咲かせる。

 弘前城天守は、2015年に石垣修理工事のため曳家(ひきや=建物を解体せずそのまま移動)を行い、現在の場所に移動された。約10年の修理工事を終えて2026年秋に元の場所に戻されることになっている。年内に展望デッキの解体や天守周辺にバリケードが設置されるため、桜と弘前城天守、そして岩木山を一緒に見る春の景色は今年が最後だ。日没から22時までは特別ライトアップを実施、船頭が竹ざおで漕ぐ「和船」を運行や、桜守による特別サクラ鑑賞ツアーなどもある。