
普段見ることのできない夜の植物園を楽しもう。東京・調布市の神代植物公園では、7月に続き9月14日(日)、15日(月・祝)に「大温室夜間公開」を開催する。
武蔵野の面影が残る園内で、四季を通じて草木の姿や花の美しさを味わえる同園。夜間公開では、園内の大温室では、夜に開花する植物、香りが強くなる植物など珍しい熱帯の植物が見られる。
大温室近くのつつじ園では、池に広がる「オオオニバス」の巨大な葉と夜咲きの花を愛でることができる。オオオニバスは、夜に大輪の花を開き、朝には閉じてしまう。神代植物公園ではつつじ園の池で例年8月ごろからオオオニバスの花が次々に開花し、9月に見ごろを迎える。大温室の植物たちと合わせ、夜間公開の見どころになっている。
今回の夜間公開では、ばら園テラスに隣接する深大寺の僧侶たちが経文に旋律を乗せ、技巧を尽くして唱える荘厳な声楽を奏でる“声明(しょうみょう)”の公演も行う。
ばら園噴水周辺をライトアップし、七色に輝くシャボン玉が夜空に浮かぶ“光とシャボン玉の演出”なども実施する。ばら園北側の桜並木には、地元の飲食店のキッチンカーも多数出店する。
「大温室夜間公開」は、17時に一般公開終了後、入園エリアを制限して開始する。夜間公開への参加者は、17時30分以降に正門から入場。参加費は税込み1000円(中学生以下は無料)。参加費は正門で現金で支払う。詳細は公式ホームページに掲載している。