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年々増える傾向の「ひとり旅」 JTBパブリッシングがアンケート調査

 

 気ままに出かける「ひとり旅」──コロナ以降、「思い立ったらすぐ行ける」、「自分のペースで好きに行動できる」などといった理由から、ひとり旅をする人が増えているのだとか。JTBパブリッシング(東京)が、50歳以上をメインターゲットとする月刊誌『ノジュール』の読者731人を対象に行った「ひとり旅」に関するWEBアンケート調査でも、そうした傾向にあることがわかった。調査期間は8月3日~8月12日(※出典「ノジュール編集部調べ」)。

 最初に、ひとり旅の経験を聞くと、「ある」と回答した読者が87%に達した。男女比は男性46%、女性54%。ちなみに、2013年9月に行ったアンケートでは、ひとり旅をしたことが「ある」と回答した読者は61%、新型コロナウイルス感染拡大で緊急事態宣言が出される直前の2020年3月時点では、「ある」と回答した読者は73%だったことから、ひとり旅をする人は年々増える傾向にあるようだ。

 ひとり旅の移動手段として主に利用されているのは公共交通で、その割合は全体の67%。男女比は男性が38%、女性が62%と女性が多い。一方、マイカーを利用すると回答した読者は14%で、その男女比は男性が70%、女性が30%と、ドライブでのひとり旅を好むのは男性のほうが多かった。

 1回のひとり旅にかける予算は、日帰りで1万円以上3万円未満が55%、宿泊を伴う場合で3万円以上5万円未満が42%と一番のボリュームゾーンとなった。 旅行中にひとりで不便に感じるシーンとして、最も多かった回答は、ほぼ同率で「荷物の管理」と「食事」となっている。「荷物の管理」では、荷物が増えた時の移動やトイレに行く際などに不便さを感じている人が多いようだ。「食事」では、ひとりでも入りやすいお店を見つけるのに苦労する、という意見や、ひとりだと料理をシェアできないため、食べられる品数が限られてくるという意見が多く見られた。