隠岐諸島の「春の始まり」が早まりそうだ。島根県・隠岐で宿泊・酒造・交通・観光事業者が連携する「島びらき実行委員会」は高速船レインボージェットの今季初便就航に合わせ、島前(どうぜん)・島後(どうご)の2会場で3月1日(日)に、春を祝うイベント「勝手に島びらき 2026」(11時~15時)を同時開催する。
一般的に「観光シーズンは4月から」とされてきた隠岐だが、島の暮らしに目を向けると春はもっと早い。3月に入れば高速船が冬期運休を終えて再開し、酒蔵には新酒が並び、港には岩がきやバイ貝が揚がる。島の人々にとっては、まさに“春の年明け”だ。イベントは、こうした実感に寄り添い、3月1日を隠岐の新しい春の節目として祝う。
島後会場は隠岐プラザホテル周辺で、島前会場は菱浦港フェリーターミナル(キンニャモニャセンター)。当日は、今季初便の高速船就航を港で見送り、出迎えながら祝うほか、隠岐酒造による新酒のお披露目と鏡割り、地元飲食店や雑貨店が並ぶ春のマルシェを展開する。島後では岩がきの初売りや殻むき体験も予定している。
実行委員会は、クラウドファンディング「CAMPFIRE」で共創パートナーを募集している。支援金はイベント記録の撮影・編集費や会場設営費に充てられ、継続開催と情報発信の基盤づくりにつなげる。リターンには、新酒の配送、宿泊クーポン、高速船乗船券付きプランなど、島との距離に応じて選べる内容を用意しているう。
実行委員会の代表は「3月1日は毎年、空気が変わるのを感じる日。高速船が動き、新酒が並び、人が戻ってくる。その実感を自分たちの手で祝いたい」と語る。完成されたイベントではないからこそ、最初の一歩から共に育ててくれる仲間を求めているという。










