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プラスチックを脱ぎ捨てた新パッケージ発表 「ハヤリソーセージ」、伝統包装に回帰へ

 

 山梨県上野原市で添加物に頼らないソーセージを追求する「ハヤリソーセージ」は、プラスチック包装を排除し、植物由来の伝統的包装材「ファイブラスケーシング」を採用したパッケージの商品を順次発売する。

 同社によると、プラスチック依存からの脱却は長年懸案の課題だったという。今回、中東情勢緊迫化によるナフサ不足を目の当たりにして決断。新たに採用するのは「ファイブラスケーシング」と呼ばれる、マニラ麻と針葉樹から生まれた100%植物由来の包装材。強度と通気性を併せ持ち、古くからヨーロッパの職人たちに愛されてきた素材だという。

 新パッケージの特徴は、キャンディー状の懐かしく愛らしいたたずまい。ソーセージを筒状のファイブラスケーシングで包み込み、両端を「ホッグリング」と糸で結び合わせた。さながらクラフトのギフトかキャンディーのような、温かみのある見た目だ。

 現代のソーセージ流通において、真空プラスチックパックが常識となっているのは、もちろん衛生的な理由による。ファイブラスケーシングでは「完全な真空」を作ることはできないが、同社は微生物の検査機関と連携した結果、「冷凍状態においては真空であるか否かで細菌の繁殖度に有意な差は生じない」との事実に行きついたという。まずは安全な短い賞味期限からスタートし、データの蓄積とともに、段階的かつロジカルに賞味期限を延ばす挑戦を続けていくとしている。

 試みとして、ハヤリソーセージの店頭販売分から新パッケージと未晒(みざらし)ペーパーカップでの提供をスタート(5月29日開始予定)。安全性を担保しながら、自社ウェブ販売分も徐々にこのスタイルへと切り替えていく。なお、流通環境の異なる卸先への供給と一部商品については安全性を最優先とし、従来通り真空パックを使用する。