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平戸イーグルスがサヨナラ勝ちで8強 全日本学童軟式野球の3回戦(2)

サヨナラのホームを踏み歓喜する平戸イーグルスの横地(19日、神宮球場=野村春輝撮影)

 小学生野球の高円宮賜杯第44回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントは19日、神宮球場などで3回戦が行われた。

 決勝は22日に神宮球場で開催される。

【8月19日:神宮球場で行われた試合のリポート】

▽平戸イーグルス(神奈川)2-1 多賀少年野球クラブ(滋賀)

「俺が打つ」とサヨナラ

平戸イーグルスがサヨナラ勝ちで8強を決めた。

 1-1で迎えた最終回の六回、1死三塁でキャプテンの林凛音が中堅に犠飛を放った。林は「ここで決めなきゃ勝てないと思った。ランナーを返すために俺が打つと強い気持ちで打席に立った」と殊勲の一打を振り返った。

 浅めのフライだったが、中村大伸監督は「行かなきゃ点は取れない。止まったらアウトにはならないけど、点も入らないんだ」。三塁走者の横地樹が本塁に突入した。

 18日の2回戦は21―0の大勝で、この日は2-1のサヨナラ勝ち。中村監督は「我慢強くやってくれた。我慢比べではやられると思っていたが、勝つことができてよかった」と安どの表情を浮かべ「子どもたちに楽しませてもらった」と勝利をかみしめた。(大内郁人)