「自由研究で友だちのまねをする」「授業の課題や宿題で教材をコピーする」「ネット上にある写真を使う」「好きなアイドルの音楽を動画のバックに使う」「自分のSNSプロフィールにアイドルの写真を使う」「好きな歌詞をコピペしてSNSで使う」――。これらにはどんな問題や注意点が含まれているのだろうか? スマートフォンを持つ時期が低年齢化し、小学校の授業でもタブレットが配布され、さまざまな情報に容易にアクセスできる昨今。一方で、知らず知らずのうちに「著作権」を侵害したりされたりしている可能性がある。著作権について分かりやすく解説する児童書『小学生のうちから知っておきたい 著作権の基本』(宮武久佳 著、カンゼン)が、このほど刊行された。A5判、112ページ、税込み1760円。
著作権について基本的な知識を持っていても、細かなルールについては知らないことも多いもの。同書は、絵・文章・写真・動画・音楽・イラストなどの著作物を守るための著作権に対する知識が、自分の作ったコンテンツを守るだけでなく、他人のコンテンツを尊重するためにも重要であることを解説する。
画像や動画の編集もスマホ上で簡単にでき、それをすぐに投稿できる時代では、だれもがクリエーターになれる。半面、著作権の侵害は犯罪として処罰されるケースもあることを、子どものうちから知っておきたいものだ。