身近に使っている人がいないとあまりなじみのない“言葉”かもしれないが、手話は一つの言語。同じ日本語や英語でも、手話で表現する言語世界はまた違った色合いを持っている。
9月23日は「手話言語の国際デー」。手話言語が音声言語と対等であることを認め、ろう者の人権が完全に保障されるよう意識を高めることを目的として、2017年に国連総会で決議された。この日、姫路市では姫路城とアクリエひめじが青色にライトアップされる。点灯時間は、姫路城が日没から午前0時まで、アクリエひめじが日没から午後10時まで。
手話言語の国際デーに合わせて、世界各地で青色のライトアップを、という世界ろう連盟の呼びかけに応じるもの。今年の国際デーのテーマは、「手話言語の権利を主張しよう」(Sign up for Sign Language Rights)。全日本ろうあ連盟では「世界そして日本を青色に! 手話言語をブルーライトで輝かせよう」市民・地域・社会をひとつにチャレンジプロジェクト 2024 として、「手話が言語である」ことへの認知を広めるため、ランドマークや公共施設を青色にライトアップすることを呼びかけている。